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電力不足

2026年06月25日(木)

本日、米マイクロンテクノロジー社が四半期決算を発表した。



利益は前年同期比で15倍になったそうだ。



いやいや凄いことになってきた。



キオクシアもそうだったが、好決算=買い、で市場は反応している。



データセンター投資が凄いことになっているので、当然と言えば当然の結果だ。



この流れで、本日の日本市場も半導体関連の買い戻しとなりそうだが、高値でのシコリ玉があるので、高値を取るような動きにはならないだろう。



さて、好決算は買い、の場合と、材料出尽くし、の場合がある。



マイクロンテクノロジーやキオクシアは買いとなったが、そうならない場合もある。



好決算と言っても、予想より良かったが、先行きに不安が残る場合、言葉を変えれば、次なる予想に期待が持てない場合は、材料出尽くしとなり、売り先行となる場合がある。



いまの半導体関連企業は、四半期が良い結果となると、先行きはもっと良いという期待が生まれて、買われるという循環になってきている。



話変わって、昨日、ソフトバンクグループの株主総会があった。



孫社長の話に会場は熱気に包まれていた。



その中で、孫社長は非常に重要なことを言っていた。



日本で大規模なデータセンターを作りたいが、電力がない、と。



ソフトバンクが東電に出資を検討しているのは、データセンターを動かす電力が必要だからだ。



それは同じく半導体工場にも言えることで、キオクシアの四日市工場は四日市市全体の電力消費と同じだそうだ。



工場に設備投資するには、まずは、電力の確保が優先される。



半導体のニーズ、データセンターのニーズ、AIを動かすには、この二つがないとダメなんだけど、プラス電力がないとダメということだ。



日本は原発を止めている中で、この夏の猛暑対策で電力が必要になっている。



ひょっとしたら、データセンターの電力消費で家庭のエアコンが使えないという事態が起こるのではないかと心配してしまう。



AIを使うか、エアコンを使うかの選択となれば、プライベートだとエアコンに軍配が上がる。



何気なくスマホに向かって聞いていることがデータセンターを稼働させて電力を消費しているという現実を理解している人はどれだけいるだろうか。



AIは便利だが、代償があることを忘れてはいけない。



それにしても原油の次は電力とは日本のエネルギー事情は綱渡りということかもしれない。





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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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