アナリスト不在
2025年03月03日(月)
今日の日経新聞に上場会社でアナリストがカバーしていない銘柄が日本には7割以上あると報じている。
アナリストは「大型」に偏り、新興不振の一因に・・・という見出しもある。
ここで、重要なのは、アナリストカバーには目標株価を算出していない銘柄は対象外とあることだ。
アナリストがカバーしてレポートがあるから株価が堅調とは限らないのではないか。
目標株価が記載されているということは、市場でついている株価は、必ずしも割安とは限らないということではないか。
今の株価に対して、売り、買い、中立、が記されているということだが、なぜ、アナリストはこの目標株価を書くのか?
それは証券会社に所属しているから、が正解だろう。
株価が安かろうが高かろうが、売買に繋がることが大事で、投資家が儲かることは二の次ではないだろうか。
手数料商売の証券会社は、売買で飯を食うビジネス、ここを考えておくべきだ。
大型に変調するのは、流動性が高く、売買しやすいから、それだけだと思っていいだろう。
私は、IPO銘柄を始めとして、小型株を見ているが、アナリストは不在の銘柄がほとんどだ。
だからと言って、機関投資家が買ってないとは言えない。
アナリストがカバーしていないからこそ、いまついている株価とフェアバリューには乖離があるのがIPO株であり、マイクロキャップ銘柄ではないか。
上場直後の時価総額が数十億のIPO銘柄が10年後に数千億円になっているケースもあるが非常にまれである。
だが、数十億円の銘柄が数倍になることはまれではない。
同じIPO銘柄でも超大型株においては、公開価格の数倍になるようなことこそまれではないか。
我々個人投資家こそ、IPO株やマイクロキャップ銘柄を分析して、株価が数倍になるような銘柄を探すことができる唯一の存在ではないか。
アナリスト不在銘柄こそ宝の山と考えたいものだ。