世界が変わるかもしれない
2025年02月25日(火)
米国のトランプ大統領が就任して1カ月が過ぎた。
さすがビジネスママンだけあって動きがすごく早い。
頭にあったことはすべて決断し実行に移しているのではないか。
おそらく、このスピード感でも遅いと感じているのではないだろうか。
即断即決、間違ったら軌道修正してやり直す、ビジネスの世界で通用しても、政治の世界ではどうだろうか。
一度、舵を切ったら、元に戻すのにすごく時間を要する、それが政治の世界ではないか。
それをいともたやすく現状を変えてしまう。
トランプ氏は、好き嫌いが善悪を決める大きな要素になっているに違いない。
表題に世界が変わるかもしれないと書いたが、世界が大きく動いたのは、私の歴史的な感覚では、1989年11月9日のベルリンの壁崩壊であった。
あれから36年が過ぎた。
時計の振り子が、また、反対方向に振れだしているような気がする。
過去の歴史には無い事態が起こるかもしれない。
大国が自国ファーストになって、お互いにそれで良い、と言いだし、隣国を切り取り放題し始めても、容認する世界が出来上がったたとしたら、日本はどうなるのか・・・。
大国に挟まれて、風見鶏的な生き方をするのか、それとも、独立独歩でどの国にも従属せずに、我が道を生きるのか。
それぞれの国の経済が独立して、自国内ですべてを自給自足できるのかどうか。
きっと人々が生きていくことはできるだろうが、経済成長は難しくなるのではないだろうか。
株式市場は日本に限らず厳しい現実を見ることになるのではないだろうか。
トランプ氏が自国経済優先というだけでなく、株式市場にも目くばせしてくれるとしたら、この事態は厳しいながらも切り抜けられるかもしれない。
ここから約4年間、ボラティリティが高い金融マーケットになることは誰しもが容易に想像できるはずだが、万が一、地政学的リスクがグローバルに起こることだけは避けたいものである。
トランプ氏は戦争は嫌い、ここだけが救いになるだろう。